2009年8月25日火曜日

FMHOTの「日本語」


 相模原市民にはおなじみのFMHOT、ローカルな情報がぎっしりつまっており、筆者はよく聞いている(もっとも、合併した津久井や藤野などでは電波が届かない問題があるとか)。

 ときどき気になるのが、アナウンサーやパーソナリティが話す「言葉」だ。生放送でうっかり間違った日本語を話してしまうのはよくあること。しかしきちんと原稿に書かれたことばが、それ自体怪しい日本語だったりするのはどうもいただけない。

 例えば、「緊急情報」のお知らせでは、こんな文言になっている。

 ‥‥災害時にそなえ、常にラジオを用意しておくとともに、ラジオのダイヤルをいまお聞きの83.9MHzにあわせておくことをおすすめします。


 問題にしたいのは「あわせておくことを」だ。

 ここには敬語表現がない。「あわせておくこと」は「ちゃんとやっておくこと」という類の、目下に対する命令表現であって、「いまお聞きの」という言葉につながる敬語表現ではない。

 しかもそれを、日本語について造詣が深いと定評のある(らしい)、地元では有名なパーソナリティがアナウンスしているのだから、いただけなさも倍増する。

 真剣に日本語を考えている人であるならば、ぜひ、

‥‥災害時にそなえ、常にラジオを用意しておくとともに、ラジオのダイヤルをいまお聞きの83.9MHzにあわせておかれることをおすすめします。

と直してほしい。

2009年8月24日月曜日

この日本語レベルの政治家



 市内のいたるところに掲げられたこのポスター。
 特にこの日本語の文章に、疑問を感じない人はないのだろうか。
 いったい何がいいたい文だろう。
 多分、善意に解釈すれば「国民は(中略)‥‥てほしいと思っている」という意味なのだろう。だが今時小学生でもこんな下手な文章は書かない。
 例えば、「国民」を、同じ3人称の「首相」に変えてみよう。
 「首相は政治をスッキリして欲しい。」
 これならまだわかる。「首相よ、お前はちゃんとやれよ」という叱咤の文なのだ。もちろん、正しい文章にするにはさらに修正が必要だ。
 「首相には政治をスッキリさせて欲しい」としなければならない。

 このポスターの主は、以前にも妙な文言を書いたポスターを作っていた。覚えている人もおられるだろう。
 「政治を凌駕する」
というものだ。
 これもまた、意味不明の空文。
 主語は何なのか。そもそも何が政治を凌駕できるというのか。政治を凌駕するということの意味は何なのか。
 どうも「凌駕」の意味自体を知らずに書いたのではないかという気がする。難しい漢字を並べるとかっこいいとでも思ったのか。

 もういいから、こういう政治家をスッキリさせて欲しい。

2008年8月14日木曜日

市役所展望台


 相模原市役所本庁舎に、市内を見渡せる展望台がある。
 冬場の晴れた日には富士山(ほんの先っちょだけだが)も見えるそうだ。
 展望台へ行くにはエレベータで6階へ。おっとその前に、オヤジとしては、わかっていても美人案内嬢に「展望台はどっちですか?」と聞いてみるのも楽しいかもしれない。きっと優しい笑顔で「奥のエレベータで6階まで。そのあとは階段をくるくるっと上ってくださいな」と教えてくれるだろう。
 そのくるくるっと螺旋状に上る階段が少々ある。そのため、高齢者や身体の不自由な人にはちょっと難しい。このあたり、市としては階段を上れる車いすなどを用意してほしいものだ。
 さて展望台へ出る。回廊をぐるっと回って、360℃の展望を楽しもう。
 もっとも今の時期、暑くてもここには冷房はないので、あまりのんびりするというわけにもいかないだろうが。
 写真は3枚をつなぎあわせたパノラマで南西方向を向いている。中央の電波塔は相模原市中央6-3にあるNTTのもの。

2008年8月11日月曜日

相模川ふれあい科学館


 相模原市水郷田名1-5-1にある、市立の水族館。相模川の淡水魚を中心に、昆虫までを含めた生き物の展示をやっている。相模川の上流から下流までの生態系を模した巨大水槽は圧巻。
 今は夏休みで、「世界のカブトムシ・クワガタ展」という特別展示もやっている。
 「ふれあい」などというクサい名称には辟易するが、内容はしっかりしており、子どもはもちろん、大人も楽しめる施設だ。

2008年8月10日日曜日

ゴールド神社



 初詣はどこの神社でも年に一度の稼ぎ時。信仰の篤い人も薄い人も、それを承知でお賽銭を投げる。
 しかし上溝の亀ガ池八幡宮にあるこのゴールド神社ほど、現世的な利益をむき出しに感じさせる宗教施設はないだろう。

 もっともこのゴールドとは運転免許証のゴールドであって、ここは交通安全を祈願する社なのだそうだ。
 私の目には「守銭奴神社」に見えてしまうのだが‥‥。